清水敏の弁理士日記

知的財産関係のニュースと、実務的心覚えとをつづる。実務的情報については、できるだけ元情報の所在を記載する。
USPTO 手数料改定に関するコメント募集
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    USPTOは、2019年 7月31日付けで手数料の改定案を発表し、2019年 9月30日までの予定でコメントを募集している。手数料の改定がいつになるかは不明。日本の出願人にとって最も関係しそうな出願時の手数料については以下のとおり。



    コメントはできれば電子メールで fee.setting@uspto.govまで。
    | 清水敏 | 米国関連 | 08:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
    オノマトペ 擬音・擬態語を楽しむ
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      日本語には豊かなオノマトペがある、というのはまだ不足で、実はオノマトペなしでは日本語によるコミュニケーションは機能不全に陥るのではないか。この本を読むとそう思う。

      広告、コマーシャル、新聞の見出し、会話、どれをとってもオノマトペにあふれている。オノマトペなしではいきいきした会話もできない。

      このように日本語では重要な役目を果たしているオノマトペだが、大体の人はオノマトペについて深く考えたことがないはずだ。それを深く楽しく考えたのがこの本である。

      まず、オノマトペが広告、コマーシャル、新聞の見出しによく使われているのは、オノマトペが簡潔な表現で、人が見ただけですぐにその内容が理解できるような具体的な描写力を持っていることが挙げられる。確かに新聞広告はあの狭い広告欄で潜在的読者にアピールする必要があるし、テレビコマーシャルは短い時間でいかに消費者に商品名を訴えるかが問題だし、新聞にいたっては記事を読ませるために見出しを工夫しなければならないだけではなく、記事を読まなくてもその内容が読者にある程度伝わらないと行けないという使命がある。そのような条件にぴったりなのがオノマトペなのだ。

      我々は、普段、オノマトペを何も考えずに使っている。しかし、実はその使い方、使われ方には結構はっきりとした相違があるということだ。例えば「きらきら」と「ぴかぴか」の使われ方の違いとか、「ざわざわ」→「ざわつく」、「にやにや」→「にやつく」、「がたがた」→「がたつく」という関係があるのに、「ほかほか」→「ほかつく」、「にこにこ」→「にこつく」、「そよそよ」→「そよつく」という関係はない、これはどうしたわけか、とか。

      あまり考えずに使っているにもかかわらずちゃんと使い分けているところが日本語ネイティブなのだろうが、その理屈というか現象の整理とかをこの本を参考にして見るもの面白いかもしれない。

      とはいうものの、あまり時間もない。どんどん新規出願を受任し、すらすら明細書を書いて、バンバン出願し、ばしばし請求書を発行し、ざくざくお金が入ればニコニコなのですが。
      | 清水敏 | 図書 | 12:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
      欧州委員会(European Commision)、サンリオに620万ユーロの罰金(課徴金?)を命令
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        2019/07/09 欧州委員会は、サンリオに対し、サンリオが欧州でライセンスした「ハローキティー」関連商品を、欧州領域内で国境を超えてライセンシーが流通させることを11年にわたり妨害していたとして、622万2千ユーロの課徴金を命じた。詳細については欧州委員会のホームページを参照のこと。サンリオによる実施許諾契約がEUの公正競争規約に反していたとされている。調査は 2017年の6月に開始されていたというから、結論が出るまでかれこれ3年を要したことになる。

        欧州委員会のホームページには、「このお金はEUの予算に組み込まれるので、納税者の負担が軽減される」と書いてある。そういえば日本でも企業が課徴金を支払ったという報道がされることが多いが、そうした課徴金はどのように取り扱われるのだろうか?


        | 清水敏 | 知財実務 | 08:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
        【2次募集予告】【公募期間:7/30〜8/19】2019年度「兵庫県中小企業等外国出願支援事業」
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          兵庫県公益財団法人新産業創造研究機構(NIRO)では、 2019/0730-2019/08/19の予定で2019年度の兵庫県中小企業外国出願支援事業の追加募集を行う。詳しくはNIROホームページへ。

          最近はめったに自分の本を買うことがなくなった。何か読みたい本は地元の図書館で借りるというスタイルだ。もっとも、いわゆるベストセラーになると予約が100を超すので自分の順番になるのは3年後くらいになる。そうしたものは最初からあきらめる。比較的最近図書館に導入された図書で、おもしろそうなものを記録しておき、暇な時にチェックしてそれを予約し、土曜日に受け取りに行く、という方法をとっている。
           ところが、仕事である本を読む必要が生じたときに、地元の図書館にはないことが判明した。そこで隣の市の図書館で検索したところ、その本があったので借りることにした。私の地元近辺では、幸いなことに、近隣の市民であれば本を貸し出してくれる図書館が多い。昨日は事務所を定時そこそこに出て隣の市の図書館を訪れ、本を借りてきた。
           当たり前のことだが、図書館の雰囲気も蔵書もはやはり地元の図書館と違う。どうやら古い本がかなり所蔵されていそうで、これからも利用する可能性があるような気がする。

          続きを読む >>
          | 清水敏 | 知財実務 | 08:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
          「農業分野におけるAIの利用に関する契約ガイドライン検討会(第1回)」
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            農林水産省では、上記検討会を7月9日に行うことになっている。15名程度は傍聴可能ということだ。

            申込みなど詳細は農林水産省のページへ。

             今日は日本弁理士会関西会での知財相談。午前10時から12時までの担当。相談の方は1名のみだった。相談の記録は今では相談室においてあるノートパソコンで入力する。手書きで書いていた頃は我ながら見づらい字を書いていて自己嫌悪に陥ったものだったが、パソコンでの入力なのでちょっと楽。
             だが、今日は書くことがたくさんあってちょっと時間がかかってしまった。今日の相談は10時から10時30分までの1人のみで、次の相談者がいなかったのでよかったが、次の相談者がいたら少し相談時間が短くなってしまう可能性がある。相談時間をできるだけとるためには相談しながら入力するのがよいようにも感じた。しかし相談しているときには相談者の話をよく聞かなければならず、聞きながら入力をしていると相談の内容がきちんと理解できないような気がする。

            次回からはどうしたらよいか、ちょっと考え中。
            | 清水敏 | 知財実務 | 09:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
            特許庁 AI関連発明の出願状況調査 報告書
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              というのが特許庁ウェブサイトに公開されている。

              弊所で扱ったものもそこそこの数が統計に含まれているはず。

              ところで、今回のこの統計では、 出願日が2014年以降でその後に公開されたもの、という限定がある。しかし、私は2013年に少なくとも2件、同じ発明者でDNN関連の出願をしているし、両方ともすでに特許になっている。今から思うと、あの出願が今の AIブームのさきがけだった。当時はクレームも審査もおおらかだったように思う。それにあの当時ですでにDNNを研究していたということは、あの発明者は研究熱心だったのだ。

              ちなみに「ディープ,2C,ニューラル」でj-platpatで検索すると、2014年に公知になった公報は1件しかない。
              | 清水敏 | 知財実務 | 18:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
              「弁理士の日」記念講演会 2019年 7月 6日
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                以下は、日本弁理士会関西会からのメールをコピーしたものです。ちょっとは協力しないと。

                ーーーーーーーーーーーーーーーー

                日本弁理士会関西会では、知的財産権制度及び弁理士制度の啓発、普及を目
                的として、毎年7月1日の「弁理士の日」を記念して、知的財産権に関する
                各種事業を開催しております。
                本年度の講演会の部は、技術開発やビジネスモデルの革新により新たな局面
                を迎えつつある『植物工場』をテーマとした講演を予定しており、知財活用
                の現場である企業・研究機関・大学の先生方にご講演を賜ります。

                本公演は、参加者の皆さまにとって、食の未来を知り、技術・ビジネスを知
                り、さらに知財活用の現場を知ることができる貴重な機会になるものと確信
                しております。

                つきましては、参加ご希望の方は、下記サイトより是非お申し込みください。
                 WEB:http://www.kjpaa.jp/seminar/52480.html
                 ※本事業は継続研修の単位対象ではありません。


                また、事務所内やクライアントの方などへの周知協力をお願いします。
                本ホームページは、Facebook,Twitterにてシェアが可能です。周知にご協力
                いただける方は、情報の共有をお願いします。


                ◆講演会の部(事前申込制・無料)
                日 時:令和元年7月6日(土)午後1時〜5時(開場 正午)
                会 場:松下IMPホール(大阪市中央区城見1−3−7 松下IMPビル2階)
                定 員:700名(先着順・事前申込制)
                テーマ:農業の最先端・植物工場が実現する未来の社会とは
                〜守るべきノウハウ・攻めるべき知的財産権〜
                内 容:
                  【基調講演】人工光型植物工場の動向と都市での展開の可能性
                        〜大阪府立大学植物工場研究センターを事例に〜
                   講演者:増田 昇 氏
                     (大阪府立大学名誉教授、
                        大阪府立大学 植物工場研究センター長)
                     
                  【講演1】有用物質生産目的植物工場の技術開発と動向
                   講演者:松村 健 氏
                       (国立研究開発法人産業技術総合研究所 
                        生物プロセス研究部門植物分子工学研究グループ長、
                        北海道大学農学院客員教授)
                  
                  【講演2】持続可能な社会を創る 〜次世代型植物工場の挑戦〜
                   講演者:稲田 信二 氏(株式会社スプレッド 代表取締役社長)


                ※講演会の詳細、お申込みにつきましては、下記URLをご参照ください。
                 ■ http://www.kjpaa.jp/seminar/52480.html

                ※当日は近隣会場(ツイン21アトリウム)において、サイエンスショーや
                 発明工作教室を行うイベントを開催します。詳細は下記URLをご参照ください。
                 http://www.kjpaa.jp/seminar/52481.html


                <問合先>日本弁理士会関西会
                知財ふれあいフェスティバル申込係 TEL06-6453-820
                | 清水敏 | 知財実務 | 16:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
                はやぶさ2 2度めのタッチダウンにトライ
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                  はやぶさ2が、7月11日(木)の午前11時ころに、リュウグウへの2度めのタッチダウンを行う予定だそうだ。

                  また、同じ日の午後10時から、NHK総合の「クローズアップ現代+」ではやぶさ2の特集を行う予定であるそうだ。タッチダウンの結果によって内容がかわるかもしれない。

                  大学時代の同級生(はやぶさ2プロジェクト開始時のAXAの役員)によれば、2009〜2010年の事業仕分けでは叩かれ、開発の中で厳しい局面にあったという。事業仕分けは大衆受けはしたけれど、超小規模な文化大革命のようなもので、日本の科学技術には大きな悪影響を及ぼしたのかもしれない。
                  | 清水敏 | 知財実務 | 08:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  「ファイル名に使用できない文字があります」でちょっとハマった話
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                    インターネット出願ソフトで中間処理の送信ファイルを作成していた所員から、上のような相談が来た。エラーになるので送信ファイルが作成されない。中間処理で期限があるので送信ファイルが作成できなかったら不都合である。ファイル名がおかしいのかと思っていろいろ変更してみたが同じメッセージが出る。たまたまフォルダ名もファイル名の長いので、パス+ファイル名の文字列長の制限にひっかかったかも知れないと思ってこれをテストしたが関係ない。他の書類は全く問題ない。
                    あれこれ試すうちに30分くらいが過ぎてしまった。

                    どうしても埒が明かないので、出願ソフトのサポートサイトのFAQサイトを調べてみた。すると、「ファイル名に使用できない文字があります」というのは、実は「ファイル*内*に使用できない*要素*があります。」ということだと判明した。

                    今回のトラブルは、ワードの意見書内にURLを記載していたところ、それが自動的にリンクになっており、リンクは(おそらくHTMLファイルの内容として)出願ソフトでは使用できない表現であったためこのエラーが発生したということである。

                    出願ソフトのサポートサイトには確かに上のような説明があり、それにしたがってワードファイルからリンクを削除して送信ファイルを作成したところエラーが消えた。説明にも記載されていたが、確かにエラーメッセージには、エラーとなったURLがエラーの文字として表示されていた。しかし、通常は出願・中間関係の書類にurlは記載しないし、仮に記載する場合にもリンクは削除するので、こんな問題に関する意識はない。そのため、このURLの表示が何を意味するか確認しないでエラーに対処しようとして30分を無駄にしたのだった。この書類は別の弁理士が作成したもので、見直し時に「ああ、urlが記載してあるな」とは思ったのだが、そこでキチンと対処できなかったのが悔やまれる。

                    それにしてもやはり「ファイル名に使用できない文字があります。」というのは誤解を生む表現だと思う。せめて「ファイル内に使用できない表現があります」とか、「ファイル内にリンクは使えません」とかいう表現に変えてもらえば、私が30分を無駄にすることはなかったと思う。

                    いや、これはあなたの勉強不足と言われればそれまでですが。
                    | 清水敏 | 知財実務 | 11:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    特許事務所のサーバがランサムウェアに感染したら
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                      これは思ってもぞっとする。ある日事務所に出てきて、パソコン画面にランサムウェアらしきメッセージが表示されてサーバのファイルに全くアクセスできなくなったら…。期限管理もできない。もちろん一所懸命に作っていた図面や明細書にもアクセスできない。電子メールも読めず、国内のクライアントとのオンラインではアクセスを拒否されて、などということになったら弁理士としては途方にくれてしまうだろう。

                      というのが現実にあった、と申し立てて、外国の出願人の案件の審査請求期限を徒過してしまった代理人(特許管理人)がいたらしく、出願人が救済を求めて起こした訴訟の判決があった。詳細は検索してもらうこととして、東洋の小さな国の小さな特許事務所にもインターネットを介した攻撃が毎日来ていることは昔よくわかった。自分のところにそんな物が来るはずがないと安心していてはいけない。

                      我が事務所では、三重、四重の防御態勢をとっているが、それでもメール等でそれらしいものが毎日やってくる。すこしでも怪しいものは即ゴミ箱行きである。

                      弁理士がデータを扱うことになるというのだが、他人のデータを預かるのは絶対に避けたい。
                      | 清水敏 | パソコンなど | 18:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
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                      サイコパス (文春新書) (JUGEMレビュー »)
                      中野 信子
                      この本を読みながら、最近のニュースに出てきたあの人、この人を思い出した。ところで、サイコパスとは関係ないのだが、この本によれば日本は全世界の面積の0.25%しか占めていないのに、災害被害総額では15〜20%を占めているそうだ。最近の噴火、地震、豪雨の連続を見ていると納得してしまうが、一応この数字はどこかでチェックしておく必要がある。
                      そこで調べて見た。一般財団法人国土技術研究センターによると、世界における日本の国土の占める割合は0.28%だそうだ。Wikipediaでは0.25%と記載されている。ここは国土技術研究センターを信用したい。一方、内閣府によると、日本の災害被害額が世界の災害被害額に占める割合は16%だそうだ。この数字はちょっと古いが、それでも大筋で15〜20%という値は正しそうだ。
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