評価:
小田 健
日本経済新聞出版社
¥ 6,300
(2010-04-24)
コメント:…まあとりあえずロシアへの出願はやめとこか、という人が多いのとちゃいまっか。そんな人にはこの本がお勧めだす、といいたいのはやまやまでっけど、残念ながらこの本は知財とはあまり関係があらしまへん…
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最近は、知財の世界でもいわゆるBricsが話題になってまんね。以前のように米国やらヨーロッパやらだけではのうて、Bricsでも知財を確保する必要があんのとちゃいまっか、という人がようけいてはります。中国への出願数がえらい勢いでびゃーっと伸びているのはどなたはんでも分かりまっしゃろ。しゃーけど、ロシアとなるとどないでっか?。なんかなぁ、ロシアっちゅう国の特許庁は審査をちゃんとしてくらはるんやろか、特許になったとして、あんじょう権利を守ることがでけんのやろか、お金もようけかかりよるし、ちゅう心配をしはって、まあとりあえずロシアへの出願はやめとこか、という人が多いのとちゃいまっか。
そんな人にはこの本がお勧めだす、といいたいのはやまやまでっけど、残念ながらこの本は知財とはあまり関係があらしまへん。政治、経済からはじめて、現代のロシアの状況を、主に報道された事項をもとにして解説した本ですねん。知財のことなんか、今ちらっと思い出せるのはダブリュー・ティー・オーとかいうしろもんに関連して2ヶ所しか出てけーしまへん。これだけ厚く(540ページくらい。)、重い(ゆうに1キロを超えてまっせ。)本ですのに、たったの2ヶ所でっせ。まあしゃーないけど。
書いたお方が日経国際編集委員というお方でっさかい、まあ資料とか、新聞記事とか、ウェブページとかについてはようけ引用してはります。そこを手がかりにずーっと研究したい人にはええかも知れまへんな。プーチン氏とメドベージェフ氏(今はどっちが大統領でどっちが首相でんねん?よう分かりまへんわ。)のお話から始まって、シロビキやらオリガルヒやら、普段は聞いたこともないけったいな言葉がようけ出てきまんねん。人の名前もけったいな名前ばっかりでよう覚えられまへん。同じ人の名前がときどき変わりよるし。(ところで、うちの娘の友だちが飼っている猫の名前が「プーチン」いいまんねん。病院で「プーチンちゃん」いうて呼ばなならんのが結構はずかしいんやて。そら、ロシアには連れていけまへんわなぁ。)
せやけど、まあ、現代のロシアの経済状況のいわゆる背景のバックグラウンドというものが、なんとなく分かる気がしまんねん。これからロシアに手を伸ばそうというお方がいはったら、この本を読んで決して損はせんと思いまっせ。いや、ホントに。