2017.03.17 Friday
2017/03/17 被告欠席でも原告が負けた裁判
知財高裁で公開された判決(実用新案権の無効審判の請求棄却審決に対する取消請求)の中に、被告が出廷しなかった件がある。それでも被告勝訴だったというから被告にとっては幸いなことだ。この件は無効審判が2件出されていて、多分前者の審判では訂正が認められ、無効審判は取り下げられたようだ。それでも無効審判をしたのだから、今回の原告にとっては本件はかなり重大な権利だったように思う。被告が出廷しないのに負けてしまうとは実に残念無念だろう。ところでこの実用新案権は、出願時にはちゃんと弁理士さんが代理人となっている。2回の無効審判でも同じ弁理士さんが代理している。1回目の無効審判では訂正もされているようだ。無効審判を請求された後にいったい何かがあったのだろうか。判決には、「被告代表者は,公示送達による呼出しを受けたが,本件口頭弁論期日に出頭しな い。」とあるので、もしかしたら被告(台湾の会社らしい)はもう存在していないのかも知れない。とはいうものの、経過を調べると、登録は平成25年で、昨年の第4年度の年金は支払われているし…不思議だ。
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