清水敏の弁理士日記

知的財産関係のニュースと、実務的心覚えとをつづる。実務的情報については、できるだけ元情報の所在を記載する。
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イギリスの代理人と会う予定だったが…
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    今日は午前9時15分ころにイギリス代理人が事務所にやって来るはずだったが、時間になっても来ない。9時30分過ぎになって電話がきて、「迷子になった」という。今いる場所を聞いて出かけたのだが、歩いて10分以上かかる場所なのでかなり大変だった。おまけに、着いてみたら誰もいない。「そこを動かないで」と言っておいたのに。

    事務所に電話をかけたら「多分分かると思うのでぼちぼち行く」という連絡があったそうだ。そこでまたてくてくと事務所まで歩いて戻った。戻ってから何回か電話がかかってくるのだが、電波が悪いのか、相手の声がほとんど聞こえず、今、どこにいてどこに向かっているのかわからない。当方から相手の番号にかけようとするのだが、NTTはすげなく「その番号はただ今使われておりません」を繰り返すばかり。なすすべなく「しょうがないから事務所にいるか」と思って腰を据えたらノックの音が聞こえて彼がついた。"I am really pleased to see you!"と私が言った言葉には実感がこもっていたはず。

    彼はやはり AI 関係の仕事が多いそうなので、色々と話が合った。特にEPOでのソフトウェア関係の発明の扱いで色々と話しを聞くことができた。中で印象に残った話の1番目は、「クレーム1には dangerous wordsを使うな」、ということ。ここでいうdangerous wordsとは、保護対象外の発明であることを匂わせるような用語のこと。例えば businessとか (いかん、これ以外の言葉を忘れてしまった。ビジネスメソッド発明を考えてもらえばよろしいかと思う。)。2番めは、「日本からの出願では、明細書の中で、あるキーとなる用語について、明細書のあちこちで全く同じように繰返し使用している場合、補正をしようとしても、補正の種がなくて困る」ということ。これは日本の出願でもときどき思うことがある。比較的抽象的な単語を連ねた構成要素について、その名前を明細書中で繰返し使用しているのだが、その定義もないし、その動作について又は機能についてくわしい話もなくただくり返し同じ名前が出ていることがある。そうした場合には補正しようと思っても、また意見書で審査官に対して何か反論しようと思っても、なかなか種がなくて困ることがある。そうしたことは避けるよう、出願時の明細書には同じことを色々な形で表現しておいた方がよい。
    3番目はEPOの審査ガイドラインをよく観ること。ガイドラインには保護対象とそうでないものがリストされるので、それを見るようにすると安心ということである。

    米国の101条対策についてもなんとなく目鼻がついて来た気がするので、これからは今までのような困った状態から少しはましになりそうな気がしてきた。
    | 清水敏 | 知財実務 | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) |









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