清水敏の弁理士日記

知的財産関係のニュースと、実務的心覚えとをつづる。実務的情報については、できるだけ元情報の所在を記載する。
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10年「以上」ぶり?
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    昨日から西日本一帯は大雨である。高知県では本日までで既に1200ミリ以上の降雨があったところもあるという。そのため、あちこちで川が増水し、一部ではすでに溢れているという。
    そうしたニュースが昨夜も流れていた。その中でアナウンサーが「このようなことは10年以上ぶりだそうです。」と言っていたが、これには違和感が…。

    5年ぶり、とか3週間ぶりとはいうが、10年「以上」ぶりという言い方はこれまでの人生で聞いた覚えがない。自分ではこんなときには多分「10年以上、こんなことはなかった」というだろう。なぜ10年「以上」ぶりという言い方に違和感を覚えるのだろうか。

    早速検索してみたところ、こんなページがあった。心強くも「大」日本放送協会のNHK放送文化研究所のページである。
    このページには以下のような記載がある。
    接尾語の「〜ぶり」は、一般的に時日(じじつ)がたって、その前の状態が再び起こるときに使われます。 また、その場合の時間や日にちはすべて満の数え方をします。

    すべて満の数え方をする、という以上、なんとなくこの数字は確定していなければならないような気がする。しかし確信は持てない。

    さらにこのページにはこんな指摘もあった。

    <注意>「〜ぶり」には、語感の中に「待ち望んでいることへの期待感」を含んでいるので、「○年ぶりの大病」などという言い方は普通しません。


    なるほど。確かにこのようなこともあるような気がする。友人と10年ぶりに再会した、という言い方はするだろうが、10年ぶりに入院した、という言い方はしない(ような気がする)。10年以上ぶりの洪水、というのは、そういう意味では「以上」がなくても「ぶり」という表現には不似合いなわけだ。

    とはいうものの、依然として10年以上ぶりが不自然に聞こえる理由は分からない。どこかにすっきりとした解説がないものだろうか。

    それにこの言い方に関連して色々調べていると、どうも自分の中でも「ぶり」の使い方が決まっていないような気がしてちょっと落ち着かない。本腰を入れて調べてみるべえか。

    ということで、国立国語研究所の現代書き言葉均衡コーパスの検索サイト「清少納言」で「以上ぶり」という用例を調べてみた。出てきたのが4件。たったの4件。しかもその4件が全てYahoo!ブログだった。Yahoo!ブログを読むことはほとんどないので、実際上、私が生きてきた長い年月の間にこういう表現にあったことは全くなかったといってもよい。これに対して「〜年ぶり」という表現は1750件、「〜月ぶり」は313件、「〜日ぶり」は182件、「〜週間ぶり」は84件あった。ついでに「〜年半ぶり」というのは51件あった。

    案外少なかったが、それでも「〜以上ぶり」と比較すると随分と多いことが分かる。

    おまけで、これらとはちょっと違うがよく聞くと思う表現で「〜大会ぶり」は9件、「〜試合ぶり」は18件だった。これらは件数はそれほど多くはないが、大部分は新聞等のマスコミでの表現だった。だからあまり違和感がない。要するに私は書き言葉で暮らしてきたということかな。

    これも完全におまけだが、「〜上ぶり」というのを調べたら、上記した「〜以上ぶり」以外に3件あった。「向上ぶり」が1件、「逆上ぶり」が2件だった。





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