清水敏の弁理士日記

知的財産関係のニュースと、実務的心覚えとをつづる。実務的情報については、できるだけ元情報の所在を記載する。
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各国特許関係機関の情報 2018/08/02, 7:10:06
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    先日、他の人の作成した文書に「不利益な取扱い」という表現があった。私の脳内言語モデルでは、「不利益な取扱い」よりは「不利な取扱い」の方が圧倒的に出現頻度が高かったので、表現を修正した方がよいと意見を述べた。翌日、その根拠を補強しようと思い調べてみた所、思わぬ結果が出て驚いた。

    まず、国立国語研究所のコーパス「清少納言」で調べたところ、コーパス中に出現する「不利益な取扱い」又は「不利益な取り扱い」の出現頻度が合計20件あったのに対し、「不利な取り扱い」又は「不利な取扱い」が合計で2件しかなかった。これは意外だった。少なくとも「不利な取扱い」は「不利益な取扱い」と同等以上の出現頻度があるはずなのに。

    で、そんな馬鹿なと思ってGOOGLEの詳細検索で語句を限定して調べたところ、検索に引っかかった件数は「不利益な取扱い」又は「不利益な取り扱い」が合計で161600件あったのに対し、「不利な取り扱い」又は「不利な取扱い」が合計で70800件しかなかった。清少納言の結果よりは均等に近づいたが近づいただけで依然としてその差は大きい。

    どうやら私の脳内言語モデルは世間の言語モデルから相当にずれていたらしい。ということで、最初の文書を作成した人に意見の撤回を申し出ておいた。自分の感覚が世間とずれるのは分かるが、これほどとは思わなかった。

    ちなみに、「不利益な取扱い」は労働法関係で頻出している一方、「不利な取扱い」は公正取引委員会関係の文書で頻出しているようだった。最初の文書を作成した人も労働法関係の仕事が多いといっていた。

    ついでに、労働基準法第三十八条の四第1項第6号では「解雇その他不利益な取扱いをしてはならないこと。」となっているのに対し、同じ労働基準法第百四条第2項では「解雇その他不利益な取扱をしてはならない。」となっていて、「取扱い」と「取扱」という2通りの表記を見つけた。赤ペンでどちらかを修正したいところだ。

    これを調べていて、「不利」と「不利益」とではどうも意味が違うらしい、と気づいた。不利といえば有利の反対であって、対称な取扱の一方を述べているのに対し、不利益な取扱いというのは、通常の取扱いと比較したときに何らかの不利益を被ることを強調する意味合いで使われているように思う。形が違うのだから意味も当然に違うと言われればそれまでだが。

    こんなことを気にしなくてもいいとは思いながら気になって調べたので報告。



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