堂島特許事務所の日常(堂島亭日乗)

知的財産関係のニュースと、実務的心覚えとをつづる。実務的情報については、できるだけ元情報の所在を記載する。弁理士の仕事に関する話はあまり書けないことがわかったので、これからはただの日記にする。
KSR v. Teleflex: Oral argument on November 28, 2006
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    Here is a transcript of the KSR v. Teleflex oral argument held on November 28, 2006 at the U.S. Supreme Court, Washington D.C.

    Reuters reports that "at least six of the nine justices expressed reservations about the federal circuit's obviousness standard."
    | 清水敏 | 米国関連 | 08:34 | comments(0) | trackbacks(0) |

    【書類名】漏水発覚につき、予定変更(その2)
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      ということで、11月23日に地下を調べることにした。ダイニングキッチンの床下収納庫を取り除くために大きな穴があくことになり、危険だというので、当日、娘が補習に出かけるのを待ち、さっそく点検。

      床下収納庫をとりはずすと…。

      やっぱり、地下には大量の水がたまっていた。前回と同じ程度だ。ということは約20トン!

      3年前は事務所を開設して2年目で、出願件数が伸びつつあるところで、仕事を含め何事も全力でする気力があったのだが、今回は能力ぎりぎりで毎日仕事に全力を振り絞っているために、家のことまでする気力がない。

      当日したこと。
      その1)芦屋市役所に電話をかけ、当番の水道工事屋さんに連絡をとってもらう。祝日なので、日直の人に連絡をとる。
      その2)水道工事屋さんに来てもらい、どうするか打合せ。その結果、まず水を排出するための手配をお願いする。
      その3)水の排出をお願いし、それをボーっとみている。結構大型のポンプだったので、割合に短時間で排出が終わるかとおもったので。ところが、やはりかれこれ1時間30分程度は排出に時間がかかった。しかも済に水が残っているは前回と同じ。
      その4)水道管の修理をお願いする。我が家は、水道管などは地下部分にむき出しになっているので、水の排出さえ終われば地面を掘り返したりすることなく、簡単に修理できる。修理が終わって穴のあいた古い水道管(というか給湯系統の給湯管)を見せてもらったが、直径1ミリ程度の穴があいているだけだった。あんな小さな穴から20トンの水が流れ出たなんて、いったいどれだけの期間、水漏れが続いていたのだろうか。

      以上で水道工事屋さんの出番は終わり。まだ地下の隅に水が残っている。これを何とか排出せねば。

      そこで、今回は、前回よりも知恵を使い、(弁理士ではなく)便利屋さんに電話。翌日(金曜日)の午前中に来てもらうことを約束。

      金曜日は私は出勤、妻が立ち会うことにする。とりあえず、23日にはそれ以上することがないので、午後2時30分頃から事務所に出て仕事をする。23日は朝から出勤して仕事をする予定だったのに、結局半日以上、仕事ができなかった。今はかつてないほど忙しく、苦しいのに、こうしたアクシデントによる予定変更は、非常に精神的に厳しいものがある。と愚痴を言っても仕方がないので、まあなんとか予定の5件のうちの1件のめどをつけた。金曜日にその片づけをし、あと4件を週明けまでに片付けなければ。

      金曜日、私は出勤。妻の話では、便利屋さんが二人できてくれ、「地下への漏水って結構あるんです」といいながら、1時間30分程度できれいにしてくれたという。デジカメで結果も見せてくれたそうだ。なんでも、フロアの水を吸うための専用の掃除機を持参されたそうだ。便利なものがあるものだ。我が家に常備してもめったに役には立たないだろうが。というか役に立ってもらってはこまります。

      ということで、結局私は今回は何もせずに済んだ。

      …と思ったのだが。家に帰ると、「便利屋さんに南側をみてもらうのを忘れた」と妻がいう。家は東北にわずかに傾いているので、水は東北の隅にたまるのだが、既に書いたように、地下には区切りの壁がある。そのため、家の南側でも、区画の東北の隅には水がたまっているおそれがあるのだ。

      そこで、結局、土曜日に私が地下に入ることにした。当日、地下に入り、東北の隅を確認。便利屋さんの処理で、水は全くなく、壁もかわいている。

      次に、南側の区画の東北の隅を確認。すると、やっぱり水が残っている。前回購入した紙おむつ(大人用)が3枚残っていたので、急遽それを引っ張り出し、水を処理するが、処理しきれない。そこで一旦は処理をあきらめ、ダイエーに新たな紙おむつの買出しにいくことにした。赤ちゃん用はともかく、大人用の紙おむつを買うのはなぜかはずかしかったのだが、50過ぎの男の面の皮の厚さで購入。一番安い30枚入りの528円のものを購入。さらに乾燥剤も購入。

      帰ってきて、再度地下に入り、南側に残っていた水を紙おむつで処理して終わり。

      今回は前回と比較してはるかに楽だったはずだが、いやはや、やっぱりそれなりの苦労が伴うものだ。少しからだが痛いし。なによりも、コンクリートの微小な粉末が待っているようで、のどが変な調子である。

      ということで、今回も一件落着となった。次はいつだろう。あと紙おむつが8枚くらいのこっているのだが、この紙おむつはいつ使うのか。30年くらいあとなら私が使うかもね。
      (完)
      | 清水敏 | 身辺雑記 | 16:33 | comments(0) | trackbacks(1) |

      【 WIPO】国際出願に関するグロッサリー
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        WIPOのこのページに、国際出願に関連するグロッサリーが提供されている。(英語)
        | 清水敏 | 国際出願 | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) |

        【書類名】水漏れ発覚につき予定変更
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          今日、朝起きると妻が深刻な顔をしてよってきて、「水の音がする。」という。洗面所にいると、どこからか水が水溜りに落ちるような「ポタポタ」という音が聞える、というのである。なるほどいわれてみると、どこかでかすかにだが「ポタポタポタ」と風呂の水に蛇口から水が滴り落ちているような音が聞えた。
           まさか、漏水?いやな思い出がよみがえった。

           あれは今を去ること3年前の暮れ、事務所に近所の人から電話があり、「お宅の風呂場付近から水が外に漏れている」という。急いで帰ると、風呂場の裏が水浸しである。すぐに水道工事屋さんに来てもらったが、どうやら漏水箇所は壁の中ということで工事が必要だという。年末のことでもあり、すぐに工事はできない、ということで2週間も工事を待たされた。その間風呂にも入れず、ずいぶん不自由な思いをしたものだ。とはいうものの、2週間たったら工事をしてもらい、めでたく完成。そこまではよかった。
           それからしばらくして嫁さんが気付いた。家の基礎の部分に大量に水がたまっていることに。
           ここで我が家の説明をしなければならない。我が家はテラスハウスであり、4軒で1棟になっている。建物は3階建てだが、キッチンの真ん中に床下収納庫があって、それが取り外しできる。そして、床下収納庫の下には、地下室とみまごうほどに大きな、基礎部分の空洞があるのである。
           ここに、大量に水がたまっていた。基礎の空洞の、隣の家との間には明確な境界の壁があり、したがって水が溜まっているのは我が家の地下の部分だけなのだが、広さは約40平方m程度はある。そこに、深さ約50センチの水が溜まっているのである。計算すると、40×0.5=20立法メートル。20トン!の水である。
           これだけの水を排出するのにどれだけの労力が必要だったか。今思い出しても苦しい思いがする。ポンプを使っても(ポンプを買いました。)、とても長い時間がかかったことは覚えている。その上、水がだいぶ減ったと思っても、問題があった。地震の影響で家全体がわずかではあるが傾いているため、どうしても一部に水が残る。したがって、それらは手で除去しなければならない。
           ところが、基礎の空洞は上階の各部屋にあわせて壁で小区画に仕切られており、区画から区画へと移動するためには、壁に形成されたこれまた小さな穴をくぐらなければならない。床部分は濡れているので、段ポールをしいて仰向けになって穴をくぐるのである。まるで胎内めぐりだ。こうして、区画から区画へと窮屈な思いをして移動しながら水を吐き出したり、バスタオルで拭いたり。最後には紙おむつまで買ってきて水をすわせたりしたのだ。

           もしかしてあの悪夢が再び?(続く)
          | 清水敏 | 身辺雑記 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |

          WIPO PCT規則の改正版を公開
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            WIPOは、2007年4月1日から施行のPCT規則の改正版を公表した。このページを参照。

            あわせて手数料も改正された。
            | 清水敏 | 国際出願 | 18:15 | comments(0) | trackbacks(0) |

            近畿経済産業局、「中小企業知的資産経営国際セミナーIN大阪」を開催
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              近畿経済産業局では、「中小企業知的資産経営国際セミナーIN大阪」を平成18年12月1日(金) 13時00分〜17時00分の予定で開催する。詳細については近畿経済産業局のホームページを参照のこと。
              | 清水敏 | イベント | 18:08 | comments(0) | trackbacks(0) |

              【報告書】特許権信託における特許法102条1項、2項の適用に関する考え方
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                標記に関する産業構造審議会知的財産政策部会流通・流動化蒋委員会の報告書がここにある。
                今年の5月29日に発表されたものだが、特許権信託に関し、信託された特許権について侵害があった場合の損害額の算定に関する一つの考え方として興味あるところ。
                | 清水敏 | 日本 | 08:57 | comments(0) | trackbacks(0) |

                経産省と文科省、「全国知的・産業クラスターフォーラム」を開催
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                  経済産業省と文部科学省は、以下の要領で「全国知的・産業クラスターフォーラム」を開催する。

                  日時 2006年11月29日(水)10時30分から17時
                  場所 東京ビッグサイト 会議棟1階 レセプションルーム
                  内容 講演、政策説明 パネルディスカッションなど

                  詳細については経産省のこのページを参照。
                  | 清水敏 | イベント | 08:31 | comments(0) | trackbacks(0) |

                  地域団体商標制度に関する経産省ページ
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                    経済産業省のこのページに、地域団体商標制度に関連するページへのリンク集のようなものがある。関連する情報をまとめて検討するには便利かもしれない。
                    | 清水敏 | 日本 | 08:25 | comments(0) | trackbacks(0) |

                    【図書】一外交官の見た明治維新
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                      古典・原典に帰ることにした。

                      一外交官の見た明治維新〈上〉
                      一外交官の見た明治維新〈上〉
                      アーネスト サトウ

                      一外交官の見た明治維新 下    岩波文庫 青 425-2
                      一外交官の見た明治維新 下  岩波文庫 青 425-2
                      アーネスト サトウ

                      明治維新前後の日本の情勢をイギリス人通訳の目から見た記録である。もちろん有名な本であるから名前だけは知っていたし、以前朝日新聞に連載されていたときにも目を通してはいたが、原典を読むのはこれがはじめてである。もっともこれは翻訳だから本当の原典というわけではないが、ここでは原典の翻訳も原典「みたいなもの」として許していただくことにする。

                      「サトウ」という名前は日本の「サトウ」という名前と同じなので、なんとなく日系の人かと思っていたがそうではなく、れっきとしたイギリスの名前「Satow」だそうである。原典に当たっていないとそうした簡単なことも分からない。

                      明治維新の前後という時代が今からまだ140年しか経っていないというのが不思議なくらい、当時の日本と今の日本とは異なっている。今、イラク戦争でイスラム教徒が捕虜の首を切断する映像を流すので、イスラム教徒は野蛮だ、と一般に思われているようだが、明治維新の頃の日本人もそれとあまり変わらなかった。切腹という儀式もあったが、切腹でなく単なる斬首の刑もあったわけで、しかもそれを多数の人間が見届ける、という風習があった点でも今のイラクとそれほど変わらない。

                      以前、朝日新聞で読んだ時には、日本人がずいぶんと文化的な民族だという目で書かれていたように思うのだけれど、岩波文庫で読んでみると、それはあくまでイギリス民族と比較して劣等な民族にしては、という前提があったということがよく分かる。特に武力を背景に、押せばへこむ日本人の役人に対して高飛車な態度に出ることで、明治維新以後において日本で有利な立場を築いたイギリス人の抜け目なさが印象的だ。

                      それとは別に、著者のサトウが日本を旅した記録も書かれているので、当時の各地の風俗の片鱗が見えて面白い。特に私が住んでいる芦屋から西宮、大阪、京都、東海道を江戸まで上る途中の駿府、蒲原、富士、箱根などの記事を見ていると「なるほど」と思うことも多い。田舎だけではなく、大名屋敷の中だとか、城の中だとかの記載もあり、それだけでも結構面白い読み物であることを再確認した。

                      岩波文庫で上下の二巻本である。忙しくても通勤の電車の中で無理なく読める。昔の日本人がどうだったか、今とどれほど違っていたかを確認する意味で読むことをお勧めする。
                      | 清水敏 | 日本 | 22:37 | comments(2) | trackbacks(0) |

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