堂島特許事務所の日常(堂島亭日乗)

知的財産関係のニュースと、実務的心覚えとをつづる。実務的情報については、できるだけ元情報の所在を記載する。弁理士の仕事に関する話はあまり書けないことがわかったので、これからはただの日記にする。
2011/09/30の知財関連情報
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    先の連休では、初めて有馬温泉で1泊してきました。案外に近いことに驚きましたが、やはり六甲を昇る途中の景色の良さには驚きました。温泉街だけに、結構古い町並みが残っており、楽しく散策をしました。ちょっと坂道が多いのがきつかった…



    有馬の町にある昔ながらの郵便ポスト。

    それはさておき、連休明けのこの1週間は何かと負担のかかる作業があり、更新できませんでした。やっと今日で一息ついた感じ。
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    | 清水敏 | 知財実務 | 09:18 | comments(0) | trackbacks(0) |

    2011/09/22の知財関連情報
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      大阪では台風の影響は特になかったが、東京はなかなか大変なようですね。渋谷で街路樹がタクシーを押しつぶしているのには驚きました。今年は地震、津波に始まり、大きな台風もやってきてなかなか大変な年になってますが、この後は何事もないことを祈ります。
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      | 清水敏 | 知財実務 | 08:58 | comments(0) | trackbacks(0) |

      今、陸上の血が騒いでいるのだ!
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        この間の世界陸上の結果を見たくて陸上競技マガジンを買いました。世界陸上については日本人選手ばかり強調されていて少しつまらなかったのですが、日本の若い人たちの血が騒いでいるのを実感。

        何かというと、中学の陸上の結果の上位に、カタカナ系の名前がやたらに多くなっているのです。かつて、アフリカから選手を留学させていた学校が何となく白い目で見られたことがあったけれど、今回はどうやら違う。何がちがうって、どうも外国人と日本人とが国際結婚して日本に住んでいて、そこに生まれた子供たちが陸上の第一線に登場し始めているような、そんな気がするのですよ。

        だいたい、そういう選手の名前はカタカナで長いから、名前を覚えるのは大変だけれど、近頃の日本の若い子の名前の中にはそもそも読めないものも多いので、それに比べたらカタカナはかえって分かりやすい。

        日本人の筋肉といい体型といい、例えばジャマイカの人たちと比べるとみるからにゆるい(何となく霜降り系を思わせる)気がするのだけれど、この若い国際型アスリートたちの体型はジャマイカ人にひけをとらない。これは近い将来(あと10年?)くらいすると、日本出身の選手で世界陸上のトラックでメダルを取る選手が出る可能性もおおいにあるね。楽しみです。

        それと純国産の選手たちも、昔に比べると体が大きくてごつくなっていますね。とにかく筋力が強くなっている感じ。これだと、純国産の選手も特定の種目では国際的に十分通用するようになる可能性がありまっせ。ただしその分、体がかたいような気がするな。せいぜいお酢を飲むか、酢昆布を食べて体を柔らかくしよう。
        | 清水敏 | 身辺雑記 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) |

        2011/09/20の知財関連情報
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          元町・ユーハイムでシュヴァルツベルダーキルシュパフェを頂いて参りました。

          シュヴァルツベルダーキルシュパフェ

          久々のパフェでしたが、その量といい、味といい、堪能しました。なんというか、甘酸っぱいベリーをあちこちで摘んで食べながら、途中で冷たいアイスクリームとシャーベットで喉を潤しながら深い森を分け入って行く、という感じでした。
           しかしこれでしばらくは甘いものは封印しなければ。
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          | 清水敏 | 知財実務 | 08:36 | comments(0) | trackbacks(0) |

          2011/09/18の知財関連情報
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            フランク・シェッツィングの「LIMIT」を読み終わりました。全4巻というかなり大部のSF小説です。最初に登場人物一覧を見てそのあまりの数の多さに腰がひけましたが、まあなんとか筋を追うことはできました。登場人物が多くても結局、主要な人物は5人程度にしぼられますからね。

            この小説の内容はともかく、主人公の一人である大富豪オルレイが持っている、宇宙エレベータに関する「特許」というのがとても気になりました。宇宙エレベータというのはSFで古くから使われている概念ですが、地上と衛星軌道とをケーブルで結び、そのケーブルを伝って上下する往還用の筐体で物資・人間を地上と衛星との間で往復させるというものです。


            Space Elevator - Green Mars
            Terraformed green Mars with a space elevator.
            By FlyingSinger

            小説では、宇宙エレベータの特許をオルレイが独占しており、各国政府も宇宙エレベータを実現できないということになっています。この点がまず「?」です。この小説は2020年〜2025年頃を舞台にしています。とすれば、まだ特許の世界では属地主義が生きている筈です。宇宙エレベータは、地上のどこかに足場を持つ必要がありますから、その国で特許を持っていれば、他者がその国を足場に宇宙エレベータの特許を実施することはできません。しかし、世界のどの国でも宇宙エレベータに関する特許の実施を許さないようにするためには、世界中の国で特許を取らなければなりません。大富豪だからそれができたのだ、ということもできますが(実際、たいした金額ではないかも知れませんが)、小説を読む限り、そもそも属地主義のようなことは考慮されていないようです。

            それだけではありません。他の国とか他の業者は、オルレイに対抗して宇宙エレベータのようなものを作ろうとしますが、そもそも技術的にできない(それほど宇宙エレベータの技術はむずかしい)ことになっているようなのです。特許制度では、発明を他の者が容易に実施することが出来る程度に明細書を書かなければなりませんから、オルレイの特許は(仮にそうしたものがあったとして)、記載不備で無効にされるべきものでしょう。

            さらに、現実的には、他者も当然にオルレイの特許に対抗すべく、宇宙エレベータの実施に必要な細かい技術について多数の特許をとるでしょう。オルレイだけが無条件で宇宙エレベータの特許を実施することは難しいのです。したがって、オルレイだけが独占的に宇宙エレベータを実施できるというのはいささか非現実的です。

            と、まあ、弁理士という職業柄、しょうもないことに気がとられましたが、それなりに面白い小説ではありました。とはいうものの、出だしは大量の登場人物が次から次へと出て来ていささか鈍重な記載。中盤のおっかけっこはそれなりの緊迫感があり面白い。でも終盤の大惨事の描写は映画を頭にいれているようであるにもかかわらず、それほど緊迫感が伝わらず、やや物足りない。

            その中で、作者(ドイツ人)から見た、各国の技術的水準(というか可能性)についての味方が興味を引きました。小説の中ではアメリカと中国の存在感(オルレイはイギリス人)が圧倒的で,日本の存在感は極微でしかありません。現状、ヨーロッパに人間から見た技術的な見地での日本の存在感はこの程度なのだろう、と妙に納得してしまいました。この小説では、もう1点、特許の話が出て来て、それについても突っ込みを入れたくなったのですが、それについては別の機会に。

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            | 清水敏 | 知財実務 | 12:04 | comments(0) | trackbacks(0) |

            2011/09/16の知財関連情報
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              オバマ大統領が、特許法の改正法案に16日(今日)署名する予定。9月26日からは米国特許商標庁の手数料が15%値上げされる。手数料を支払う必要がある案件についてはできるだけその前に手続を済ませたい。

              昨日はとても暑かった。寝る前(午後11時30分頃)に調べると、家の寝室(2階)の温度はまだ31度あった。ところが、今朝起きてみると、空はすっかり秋の色である。

              早朝、5時30分頃

              早朝、5時30分頃の東の空。陽の昇るのがだいぶ遅くなった。



              朝6時40分頃の空

              朝6時40分頃、出勤の途中で撮影した空。写真からは分からないが、さわやかな風が吹いている。
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              | 清水敏 | 知財実務 | 08:11 | comments(0) | trackbacks(0) |

              2011/09/15の知財関連情報
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                昨日は、東京でAIPPIの研修(EPO実務)を受けてきました。講師の1人は、ミューバン・エリス事務所のヒュー・パジェット氏。以前とかわらない感じでした。もう1人の講師は同じ事務所のNaylor博士。Naylor博士とは面識はないが、日本語がお上手な印象。スライドも的確な日本語で作成されていました。

                閑話休題
                昨日は、大阪からののぞみでも、品川からののぞみでも、どちらも第6号車の17番A席でした。こんなこともあるんだ。
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                | 清水敏 | 知財実務 | 14:25 | comments(0) | trackbacks(0) |

                2011/09/12の知財関連情報
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                  いよいよ米国の特許法改正が目の前にやって来た.実務家にとっては待ちに待った改正だ。今までインターフェアレンスを専門にやってきた米国弁護士はどうするのだろうか。Post Grant Opposition専門のグループを立ち上げた事務所もあるらしいが。

                  閑話休題

                  航空学科の同窓会が東京であった。私は途中でドロップアウトしたのだけれど、友人の世話で出ることができた。K君、O君に感謝。

                  何しろ人によっては35年ぶりなので、名簿を見ると、名前も顔も覚えている者もいれば、名前は覚えているが顔はおぼつかないものもいる。中には名前も顔も思い出せない者さえいた。実際に顔を見ると一発で思い出したものもいたし、話しているうちに思い出した者もいる。昔の顔と今の顔とのギャップが大きくて不思議な感じの者もいた。

                  各々、2分ずつという割当で近況を話したのだけれど、皆とても充実した日々を送っているようだ。もっとも、話題が未婚の娘の話とか、髪の毛の多寡とかになったりするのに何となく年齢を感じる。

                  ちなみに、某君のご子息は特許庁に入庁が決まったとか。分野は我々の事務所のメーンとする分野ではないので、残念ながら仕事でお話をすることは多分ないだろうけれど。
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                  | 清水敏 | 知財実務 | 09:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

                  最近の日本語
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                    大手飲料メーカーの水のケースにあった文句。
                    製品には触られたくありません。個人的には。
                    | 清水敏 | 身辺雑記 | 17:56 | comments(0) | trackbacks(0) |

                    米国特許法改正法案、上院で可決
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                      9月8日に米国特許法改正法案が上院で可決されたそうだ。下院で可決された法案と大筋では整合しているが、一部で異なっているため、今後調整が必要となるが、調整は比較的早く終わる見込み。米国特許庁ホームページでの速報
                      | 清水敏 | 知財実務 | 13:16 | comments(0) | trackbacks(0) |

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